昨日３日と、今度９日に高校演劇の地区大会の審査員を務めています。


自分が高校時代に演劇部で出場した地区で審査員をやらせていただいてますが、


なんだか不思議な気持ちです。

数年前には自分達が同じように審査をされていたわけで、まだまだ役者として未熟な自分が、


高校生相手とはいえ、審査して講評をするのは若干の抵抗がありました。


自分の技能、能力、才能はまだまだ達した物じゃ無いのでね。


しかし、躊躇してしまっては、この地区大会に本気で臨んでくる若輩達に


失礼だと思い、本気で観て講評させていただきました。


良い点、悪い点、改善点などなど・・・。


自分が、高校時代に気にした点が、色んな学校に見られて、


「通って来る道なんだなぁ・・・」


なんて思ったりして。




高校三年生の秋、自分が演出という立場で大会に出場して講評してもらった時に、


「この作品が訴えたいテーマとはなんですか？」


と聞かれて困ったことを思い出したり。


僕は、基本的には良い点五割、改善点五割でお話させてもらいました。


思ったことは、ほとんどの学校に共通して、自然体で舞台に立つこと、


場面転換を見せること、セリフなく舞台に立つことを恐れている演出だったということ。



役者が舞台にちゃんと立つことが出来れば一分は黙っていても、


舞台という空間が持つことがある。


ただ、自分も高校生当時は全然わかっていなかったところ。


ここをわかっている子達が、やっぱり巧かったりする。


９日も審査があるので楽しみにしたい。